朝日新聞の取材がありました



復元製作の『御玉貫』について取材がありました。

先月は記者さんの移動もできない状況下のため電話とメールで答えさせていただきました。

琉球の金属工芸は、20年前までは関係者の間でさえその存在(金工職人や工房)は無かったと

言われることもあり、研究や復元の枠から外されていました。

ですが近年調査や研究が進み、ようやくその存在が証明された琉球伝統工芸(であったうち)の一つです。

琉球の金属工芸は京都や江戸の精密な工芸の仕上がりと比べると技術が足りないように見え、

『おおらか』、『テーゲー』等といわれることがあります。

確かに以前私もそういった印象は受けたのですが何年もこの琉球金工に深く関わっていると

技量が足りないのでは無く、あえて力を抑え込んで製作していると確信をもって見えてきました。

これについては琉球特有の宗教感が根底にあるのですが、この話はまた改めて。

◆来月、催事を那覇と東京で予定しております。

2020年06月11日